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直江石堤

直江石堤
直江石堤

石堤記念碑
直江石堤公園
 松川(最上川)の上流、海老ケ沢(えびがさわ)橋の上・下流につらなる直江石堤は、上杉景勝の重臣直江兼続の計画によって築かれた石積みの堤防で、地名をとり谷地河原堤防(やちがわらていぼう)とも呼ばれています。
この直江石堤は、兼続みずから赤崩山(あかくずれやま)に登り、米沢城や松川の地形を見渡し、洪水を防ぐにはどうしてもここに堤防を築かなくてはならないと決心し、大規模な築堤を計画したものと伝えられています。
 兼続の築いた堤防は、長い年月の間に何度か大雨によって破損し、その度に士のお手伝いなどによって修復されましたが、現在、長さ1.2キロにわたって石堤が残り、昭和61年に市の史跡に指定されました。大きな河原石を敷き詰めた石堤の上を歩くと、機械のなかったころの大工事に驚きを覚え、米沢を築いた先人の苦労が伝わってきます。そして、城下町米沢の基盤を築いた直江兼続の業績と治水の大切さを教えてくれる史跡でもあります。また、石堤のある河川敷は公園に整備され、「直江堤公園」として市民の憩いの場所となっています。
 冬期間は積雪のため、見学できませんのでご注意ください。
直江石堤
【車】米沢駅前→直江石堤(約15分)
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